ジョンと鰯と「あっちの世界」

 

寝不足の日は、脳の中で妙な言語ノイズが発生することがあります。なんだか普段の自分とは違って面白いので、このコーナーで書き留めてみようと思うのですが、何やら金魚すくいのようで、なかなか上手くすくえないのでした。

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馬鹿力

 

 ばかぢから、ではない。「ばかりょく」である。それは文明を推し進める、根本のパゥワー。この力ゆえに、我々のウキキな祖先は野生馬の暴走を見物に行き居眠りして木から落ち、その痛みで自分と地球は惹かれあっていることを知り愛とエコロジーと物理学と暴力に目覚め、頭部に包帯代わりの月桂冠を巻き付けては松明を手に全裸で野原を疾駆し、それでは馬に勝てないので三輪車ホッピング竹馬ローラースルーゴーゴーを発明してますます勝てなくなり、軽トラックとスケボーを組み合わせてようやく勝ったあげく堆肥の山に頭から突っ込み、ヨロヨロと平原の涯まで来ると鳥になったつもりで両手を広げて崖から跳び、奮闘虚しくそのまま海に落下すると口から墨を噴いてパピルスに水墨画を描き散らしながら泳ぎまわり海鼠や河豚や鯨やチョウチンアンコウにかぶりつき、食い過ぎて胃薬を発明し、バリウムを飲んでは鼻から噴き出して級友を爆笑させ、その場面を自分でも見たいばかりに水鏡金属鏡ガラス鏡絵画写真魚眼レンズを開発し、やっと目にした自分の顔が気に入らず無数の顔料塗料薬品を開発して壁のように塗りたくり、そうした日々の愚行を記録しておいて老後はひっそりと思い出し笑いをして暮らすために文字書物物語日記ビデオ映画を産み、ステージ上で殴り噛り追っ手の頭で破壊するためにピアノギターバイオリンをヒネり出し、メーラーの調子が悪いと言っては当の相手に電話して解決法を訊き用件(約三行)を言わずに切り、「峰打ちじゃ安心せいぶははは」とやりたいばかりに竹光を改良して日本刀を産み、野外で眠るためにベンチを作ると手足無くなるまでその上に座して悟道を待ち、こんな調子ではいつまでも終わらないのに気付いて由緒正しい後継者を得るべく結婚するために教会と役所と学校を造り結果として「尊敬される閑職」に従事する人種を大量に産みだし…

未完!


9月26日午後10時32分 東京都文京区 JR水道橋駅近くのラーメン屋にて:

どお…………ん

という遠い爆発音を聞いたような気がして耳を澄ましたのだけれど聞こえるのはただラジカセの歌謡曲テレビのニュース男たちの会話中華鍋のチャーハンひっきりなしに通り過ぎる車の音…

 

同日同刻 インド洋上 マダガスカル近海(現地時間午後5時32分 晴天):

二階屋ほどもある青銅の仏陀の頭部がぷかりぷかり、アフリカ大陸の方へ流れていったそうな。


 とりあえず意味不明のまま続く。

(次回更新はこんど寝不足になったときだ!)