スター・ウォーズ/フォースの覚醒


よくわかる脚本
By Rod, Alex W., Chris W., and Craig
原文はこちら
http://www.the-editing-room.com/the-force-awakens.html


フェードイン:
恒例の宇宙に文字が飛んで行くアレ
スター・ウォーズ・エクスパンデッド・ユニバースは消滅した。それは無限の可能性が開かれることを意味したが、結局なぜか主要人物全員がスカイウォーカー家の関係者という、『新たなる希望』のヌルいリブートが今、始まる。

屋外。タトゥイーンジャクー
マックス・フォン・シドーがオスカー・アイザックに、出来そこないのレゴのようなUSBスティックを手渡す。

マックス・フォン・シドー
これで物事は良い方向に向かうはずだ。

オスカー・アイザック
このデバイスが、マーク・ハミルを見つけるための地図の最後のピースを隠しているということかい?ということは、彼は一旦姿を隠したら、誰かが地図を完成させるまで何年も同じ場所にいると?

マックス・フォン・シドー
いやいや、この映画が、シリーズ全体を正しい方向に導いてくれるという意味さ。この世界全体を生み出した創造者を追い出して、アートより金が大事なマーケティング屋と重役連中の委員会を後釜に据えたのだから、当然そうなるはずじゃ。

オスカー・アイザック
ちょっと待った。いまディズニーが会議を開いて、おれがどう返事したらターゲット層に一番ウケるか相談してる…
(間)
おっ、決まったな。「ああ、もちろんだ。ところでヨーダを覚えているかい?」

突然ストームトルーパーの襲撃!オスカー・アイザックは自分のBB-8ドロイドに地図を隠し、行き先も指示せずに送り出す。ダース・アダム・ドライバーが巨大なナプキンホルダー型の専用宇宙船で乗り付け、マックス・フォン・シドーを殺し、オスカー・アイザックを捕える。

オスカー・アイザック
で、どっちか先に気の利いたことを言うんだ?おれか、お前か?じゃあおれから行こう。観客はまだ笑ってるけどな、笑ってない奴はもうじきこれがマトモな映画じゃなくて二次創作なのに気づくぞ。

ダース・ドライバー
地図を探し出せ!ストームトルーパーよ、中を調べもせずにXウィングを爆破しろ!地図を預かったもしれない村人も皆殺しだ!そこらの藁の山に地図を隠してあるかもしれんが村は丸焼きだ!

ストームトルーパーは命令に従うが、ジョン・ボイエガだけは何もせずに突っ立っているので目立って仕方がない。

屋内。モイスチャー農場墜落したスターデストロイヤー ―― タトゥイーンジャクー
一方その頃、例の曲がったアンテナを使おうともせずにBB-8は惑星上をあてもなく彷徨い、全く偶然に、ある人物に出会う。

デイジー・リドリー
あらこんにちは、重要な機密情報を運んでいるうちにジャンク屋に捕まったドロイドさん!私はデイジー・リドリー。出生に謎があって、銀河を駆け巡る大冒険を夢見るティーンエイジャーだよ…って、完全にそのまんまじゃない!ああ、プリクエルが立派に見えてきた…

BB-8
ぴこ。

デイジー・リドリー
私?「ぴこ」しか言わないドロイドと自然に会話できる珍しい人間よ!しかも!感情のない奴隷として設定されているドロイドのことを気遣ってやる優しい女の子!さらに!なぜか機械いじりが大得意で、腕利きのパイロットで、近接戦闘の達人で、フォースをビンビン感じるジェダイの卵なの!あと多分、最初の三部作の一握りのキャラクターのうち誰かの血なんか引いちゃってたりして!
(間)
そんな私に偶然会っちゃうってすごくない?この銀河系には10万個以上の惑星があって、生物は100,000,000,000,000,000,000,000,000個体ぐらい居るんだけど!

BB-8
ぴこ?

デイジー・リドリー
その通り!それからミレニアム・ファルコンは何故かたまたまこの惑星にいて、と言うかすぐこの先に停めてあったりして、キーも刺さっててドアもロックしてないの!
(溜息をつきながら)
もうね、今回はしょうがないから我慢して話を進めようよ。エピソード8はもうちょっとマシになると思ってさ。

デイジー・リドリーはランドスピーダーの片側だけに20トンのガラクタを不自然に積み上げてニーマ・アウトポストに行き、人種差別的ステレオタイプを注意深く回避した(ルーカス時代は毎回やらかしていたスター・ウォーズなのに!)風貌の宇宙人のスクラップ商人に引き渡す。

宇宙サイモン・ペグ
乾燥食1/4食分で引き取ろう。聞き間違いじゃないぞ。砂漠の惑星なのに水を足さないと食えない食料という鬼設定がシミるねえ。
(BB-8に気付き)
おい、あのドロイドは可愛いから60食出してもいいぞ。たぶんうちの子がライフ・デイ(シリーズの黒歴史と言われる『スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル』に登場した、ウーキー族の祝日。要するにクリスマス。)の朝に20分は遊ぶだろうから、149.99ドルぐらいの価値はある。


デイジー・リドリー
『サルでも書けるシナリオ教室』によれば、主人公には「猫を助ける」瞬間が必要なんだって。だから売らない。

BB-8
(猫のようにゴロゴロ言う)

ダース・ドライバーが、キャプテン・グェンドリン・クリスティーと対峙している

ダース・ドライバー
ストームトルーパーは全員同じに見えるが、村人を殺せと命じた時に誰が従わなかったか、何故か私には分かる!だから奴をすぐ殺せ。

キャプテン・グェンドリン・クリスティー
殺してしまっては役に立ちませんが…


ダース・ドライバー
わかった。では奴を再洗脳して、セリフを全部タムエラ・モリソンにやらせろ。

キャプテン・グェンドリン・クリスティー
ではそのように。


ドーナル・グリーソン将軍
だからクローン兵士を使えばよかったんだ!よし、これで一応プリクエルにも言及したぞ!全員、括約筋ゆるめてよし!

オスカー・アイザックは突然ジョン・ボイエガに救出される!

ジョン・ボイエガ
オスカー、おれはストームトルーパーだ!おれたちはみんな子供のとき拉致されて、周囲と同じ行動をするように洗脳された。でも仲間のストームトルーパーが死ぬのを見た瞬間、急に死と暴力が怖くなって逃げ出したんだ。タイファイターの操縦はできるかい?

オスカー・アイザック
なんでも操縦できるのがおれの特技さ。この世界じゃ割と普通の能力みたいな気もするが、そこは忘れろ!でも脱出するなら、お前だってストームトルーパーの二人や三人撃たないと…

ジョン・ボイエガ
げひゃひゃひゃひゃひゃ皆殺しじゃー!あとはフォースがなんとかしてくれるわああ!

ジョンとオスカーはタイファイターを盗み出し、ジャクーに舞い戻る。

屋外。タトゥイーン ジャクー
気がつくと砂漠にいるジョン。墜落したタイファイターの側に行くが、そこにはオスカーのジャケットしかなく、機体はすぐに砂の穴に呑まれる。そして穴はゲップをする。なぜならスター・ウォーズだから。

ジョン・ボイエガ
くそっ、砂漠の星に放り出されたか。太陽系で一番小さい惑星のサイズだとしても表面積は7400万平方キロ、歩いて集落に辿り着くまでの時間は大体…って、なんですぐそこに町があってみんな居るんだよ!


ジョンは光速航行可能な宇宙船のような速さで、二、三マイル先の町にたどり着く。デイジーとBB-8が彼に気付く。

デイジー・リドリー
ねえ、私のドロイドがジャケットを覚えてるみたいだから、みんな仲間ね。これから大宇宙の冒険に出発して、シリーズを終わらせるはずだった映画で滅んだはずだから別に放っといてもいいはずの帝国のショボい残党を打ち破らない?

ジョン・ボイエガ
実はおれ、宇宙ナチが銀河を征服する間、頭を砂に突っ込んで隠れていたい根性無しのヘタレだから、行きたくない。あ、でもデイジーちゃん可愛いから、行く。

突然タイファイターが襲ってくる!デイジー、ジョン、そしてBB-8が逃げ込んだのは、年代物のコレリアン社製貨物船、その名もミレニアム・ファルコン…ダメだ、嬉しくて映画の出来とかどうでもよくなってきたぞ畜生。

屋内。わーいミレニアム・ファルコンだよもう何でもいいよ

デイジー・リドリー
助かったー!ねえ、この船、銃座や落とし戸やルークが練習に使ったドロイドがあって、クレイメーションのチェスまであるよ!

ジョン・ボイエガ
ううう、こんな懐古ネタばっかりの安易な作戦で操られる自分が情けない…これでもしハリソン・フォードが出てきたら大変な事になりそうだけど、いくらなんでもそんな御都合主義は…

ハリソン・フォードとチューバッカが乗り込んできて、あー畜生これがスター・ウォーズだよもう理由とかどうでもいいよ!

ハリソン・フォード
チューイ…我が家に帰ってきたな。「宇宙でiPhoneを探す」をインストールしといてよかったぜ…とでも言っとけば説明がつくかな?ダメ?

デイジー・リドリー
お目にかかれて光栄です!このドロイドにはルーク・スカイウォーカーを見つけるための詳細な地図が入っていて、だからあなたの助けが、えーと、一緒に地図を読んでもらうとか?

ハリソン・フォード
いいだろう。でもその前に、「ストーリーに全く必要ないタコ型生物との遭遇タイム」だ。ふつう編集でカットするだろこんな場面…

遭遇する。

屋外。モス・アイズリー・カンティーナ ルピタ・ニョンゴの城

ハリソンたち一行はモス・カンティーナと間違えそうな名前の黄色い宇宙人、ルピタ・ニョンゴを訪ねる。

CGルピタ・ニョンゴ
フォースに均衡を取り戻すための戦いに加わるのじゃ!ところでフォースとはあらゆる生命体を取り巻き、貫通するエネルギーフィールドのことじゃ。以上説明終わり。ミディ=クロリアンの件が無かった事になってるのがポイントかの。

ジョン・ボイエガ
デイジー、おれは別に世界を救いたいとかじゃなくて、君と一緒に逃げたかったから…あ、まだ会って二時間ぐらいだっけ。じゃあどうでもいいや。
(立ち去る)


デイジー・リドリー
待って!あなたが居てくれないと…えーと、何が困るんだっけ。ところでこの箱には何が入ってるの?
(覗き込むと、エピソード8の予告編が見える)
嫌ああああああああ!
(走り去る)

ハリソン・フォード
おい、新しい主役が二人とも逃げてどうすんだよ。嫌な予感がするぜ…
(間)
つまり「ルークを探すための地図」のストーリーから急に離れて、なりふり構わず最初の三部作の懐かしネタを連打し始めたこの映画の行く末が不安ってことだ。

屋外。デス・スター スターキラー基地

グリーソン将軍とダース・ドライバーが、巨大なゴラムもどきの姿をしたアンディ・サーキスに謁見する。

ドーナル・グリーソン将軍
ふははははは、我が軍の究極兵器が遂に完成しました。というか気が付いたらデス・スターがもう一個できてました!はい、私にも信じられませんが、どうやらローレンス・カスダンはこれしか思いつかないようです!

ダース・ドライバー
それでも十分すごくないか?我々は帝国の残党に過ぎないのに、宇宙船で飛び回ったり、惑星を丸ごと改造して、恒星を吸い尽くす巨大砲に変えたり、資源と金はどこから出てるんだ?

アンディ・サーキス最高指導者
うーむ、わしが出しとるんじゃないかのう?あと、身長6メートルの巨大な、あー、精神体のわしが、この映画で一番オリジナルな要素じゃ。実はこれはホログラムで、本体は1メートルちょっとだったりしての。

惑星型兵器が放ったエネルギービームはハイパースペースを奔り、幾多の惑星を粉砕する。そこらの映画で惑星が爆発するときは一個がせいぜいなので、これはとてもすごいね!

アンディ・サーキス最高指導者
ドライバーよ、同じ件で携帯メールが40通ほど来とるが、例の地図を持ったドロイドと一緒に行動しているのは、お前の父…ハリソン・フォードじゃ!
(間)
もちろん、こんな情報に意味はない。地図は別にドロイド本体に入っているわけではなく、ドロイドのストレージベイ内の小さなデバイスに入っているだけじゃ。我々がドロイドを探していると知りながら、そこにデバイスを入れたまま銀河じゅうを練り歩くバカはおるまいて。

いるんだよなこれが。

屋外。モスアイズリー カンティーナ酒場 ルピタ・ニョンゴの隠し城

ジョン、ハリソン、ルピタ、そして大量の宇宙人キャラクター(別売)が、何光年も向こうの惑星が爆発するのを、白昼、肉眼で目撃する。

ジョン・ボイエガ
うひー。最初から尻尾を巻いて逃げるつもりだったけど、あいつら思ってたよりずっと強いな!だからおれも戦うことにするぜ!

ハリソン・フォード
コルサントが爆破された?新共和国?それってレジスタンスとは別なんだよな?で、おれたちが戦ってる相手はニューオーダーだっけ?ファーストオーダー?プリクエルが政治劇に凝りすぎたからって、今度は説明を全部飛ばしやがったな。

CGルピタ・ニョンゴ
そのようじゃの。それにしても、おぬしらがここに来た途端に、銀河中に噂が広がったようじゃが、それでは隠し城の意味がないの。ジョン、おぬしにはルーク・スカイウォーカーの古いライトセーバーを授けるが、素人じゃから自分の腕や脚を斬らんようにな。

ファーストオーダーのタイファイターの編隊が現れ、いろんなものを撃つ!そこでレジスタンスのXウィングも来て、撃ち返す!あれから30年も経つのに何故か新型の宇宙戦闘機は作られてないので、思い出を壊されたくない大きなお友達も安心だ!

オスカー・アイザック
(Xウィングに乗って登場し)
そこまでだ、ファーストオーダーの糞袋ども!レジスタンスが助けに来たぞ!「お前なんで生きてるの」って?それはだな

Xウィングはタイファイターとトルーパーを全滅させる!一方ダース・ドライバーはデイジー・リドリーを捕え、自分の宇宙船に連れて行く。キャリー・フィッシャーの宇宙船が着陸し、キャリーは数年ぶりにハリソンに会う。

キャリー・フィッシャー
つまり私たちの息子が家出してサーキスとつるんで悪の殺人ケツの穴野郎になったので、あなたは日本製Hentaiアニメみたいな触手系モンスターを捕まえに行ってたってこと?

ハリソン・フォード
共和国全体が吹っ飛んだばかりなのに、おれの上着の話をする君も大概だけどな。

屋内。反乱軍レジスタンス基地。 - ヤヴィン4 ディカー

一行は基地に到着し、永久へそ曲げ偏屈老人モードに入っているR2-D2、締まりのない体型になったC-3PO、アクバー提督、そしてJJ エイブラムスがテレビ仕事から引っ張ってきた役者の一団に会う。

ケン・レオン
偵察機隊が作ったデス・プラネットの構造図だ。デス・スターの100倍の大きさだが、幸いそれは探している相手に偶然会える確率も100倍になるということだ。

グレッグ・グランバーグ
デス・プラネットは、自分の系の太陽からエネルギーを吸収している。前回の発射で太陽を使い果たさなかったとしても、明らかに今回で終わりだろう。つまり今後は兵器としてまったく役に立たないんじゃないか?

ハリソン・フォード
作戦が必要だ。おれは『ジェダイの帰還』をまたやる方に投票する。賛成する奴は?

キャリー・フィッシャー
はい決定!質量と加速度が共に乗算されんことを。
(間)
あらやだ、おばさん久しぶりだから間違えちゃった。

屋内。デス・スター スターキラー基地

デス・プラネットが恒星のエネルギーを丸ごとガラス瓶に吸い込み始める一方、ダース・ドライバーはデイジーの尋問を準備する。

ダース・ドライバー
とっくに正体がバレてるから、劇的に素顔を見せるには最高のタイミングだな!我こそは…
(ヘルメットを取る)
ガラスに顔を押し付けられたアンディ・サムバーグ…じゃなくて『GIRLS/ガールズ』に出てたアダム・ドライバーだ!
(ニヤリと笑う)
ではお前の脳から地図を取り出すぞ!お前が5秒ほど見ただけの極めて複雑な銀河の星図の記憶を訳のわからん方法で取り出すからには、本物同様に正確なものが手に入るはずだ!

二人はしばらく変顔合戦を繰り広げる。

デイジー・リドリー
残念でした。頭の中を覗かれるのはあんたの方よ。あーなるほど、ダース・ベイダーほどの歴史的キャラクターにはなれないんじゃないかと思っていつも不安なんだ。どんなに凄いフォースの技を身につけても、偉大なオリジナルのチャチな複製にしかなれないって…JJ、あなた自身の不安がダダ漏れじゃないの。

アダム・ドライバー
いや、私だってベイダーには負けてないぞ!いつも人に認められたくてウジウジ言ってるところとか、なんかメンドくさいこじらせ方とか——って、これプリクエルの出来かけベイダーの方じゃん!
(そそくさと姿を消す)

デイジー・リドリー
なんだ、私もフォースって使えるんだ!よーし。衛兵!私を解放してお前の銃をよこせ。
(間)
でもアーマーは渡さなくていい。セキュリティコードも。ここから脱出する道順も教えなくていい。『カジノ・ロワイヤル』よりマシなボンド映画も作らなくていい。

ダニエル・クレイグトルーパー
承知しました。

デス・プラネットが巨大砲の充填を続ける中、ファルコンが洒落にならないスピードで乱暴に着陸する!

ジョン・ボイエガ
基地のシールドを無効にできなくても、デイジーにくっついてファーストオーダーが銀河を破壊するのを見ていられりゃ別にいいんだけどさ。でもキャプテン・グェンドリン・クリスティーを捕まえればシールドを消せるんじゃないかな。

ハリソン・フォード
ストームトルーパーのキャプテンっていうぐらいだから相当手強いんじゃないのか?大体そいつがどこにいるかも——

チューバッカ
(腕を突き出す)
(グェンドリンが勝手にぶつかって、洗濯物のようにぶら下がる)

一行はグェンドリンにシールドを停止させる。ジョン、ハリソン、チューバッカが目をそらした隙に、彼女はドラマチックに立ち上がり、彼らを出し抜いたのかと期待させるが、実はなんでもない。

ハリソン・フォード
こいつゴミ圧縮機に放り込んで潰しちゃおうぜ。やっぱおれたち正義だし。

ジョン・ボイエガ
じゃあおれたちはデイジーを救出するから、ハリソンはダース・ドライバーと対決しなよ。

キャプテン・グェンドリン・クリスティー
もしハリソンが死んでしまったら?今あいつに死なれては困る。
(そのまま映画から消えてしまう)
(でも主役級よりたくさんの関連商品を作ってもらう)

ジョン・ボイエガ
おい、デイジーが反対側の壁を登ってるよ。ここからすごい距離があるけど、テレポートして合流だ。

全員でメイン反応炉(だか何だか)に行き、アダム・ドライバーと対決する。

アダム・ドライバー
父さん、やっと会えたね。底なしの穴の上にかかった、ものすごく危なっかしい通路の上で。惑星をレーザー砲にする資金はあったけど、通路に手すりをつける予算だけは無かったんだよ。

ハリソン・フォード
まだやり直せるさ。うちに帰っておいで、ベン。そうだ、お前の名前は最初の三部作に出てきたけど父さんには全く何の関係もない———というか結構失礼な扱いをしたような気もする——キャラクターからもらったんだ。

アダム・ドライバー
分かった。じゃあ少なくともあと二本映画で共演して、プロモで一緒に世界中を回れるね、親子として!

ハリソン・フォード
考えてみたらそれはすごく嫌だ。
(死ぬ)

ハリソンは只ぐたりと崩れ落ち、間の抜けた藁人形のように底なし穴に落ちてゆく。まさにスター・ウォーズを代表するスターにふさわしい花道である。

屋外。ホス スターキラー基地 雪に覆われた森

デイジーとジョンは逃げ出すが、アダムに先回りされる!

そうはさせるか。二人まとめてフォースでシメてやってもいいが、よく考えたらここまでライトセーバー戦を一度もやってないじゃないか!Pzzzrrrrhhww vrwommm vrwom krsshh! (ライトセーバー戦の擬音。日本語では正確に表記できないので、自分で音読して気分を出そう!)

ジョン・ボイエガ
ポスターでも予告編でも玩具でもマスコミでも散々チラ見せしてきた、おれのゴイスな剣技を披露する時が来たぜ!

アダムはあっさりジョンを気絶させ、彼が落としたライトセーバーをフォースで引き寄せようとするが、代わりにそれを手にしたのは何と——

デイジー・リドリー
はいそれは私でしたー!マーク・ハミルが出てくると思った?ごまかしてもダメよ、絶対一瞬考えたでしょ。カスダンの悪口言える立場じゃないよねー。

デイジーとアダムの一騎打ち!アダムはデイジーを崖の端に追い詰める!

アダム・ドライバー
お前には師匠が必要だ。教わらずに何でもできてるような気もするがそれはともかく!私の仲間になればフォースの使い方を教えてやるぞ。

デイジー・リドリー
え?あっそうか、フォースを使うのね!
(目を閉じる)

アダム・ドライバー
大丈夫だ、お前がフォースに覚醒するクライマックスの間、私はじっとして何もしない。準備ができたら言ってくれ。

遂に、なんかすぐに忘れそうな感じの音楽が盛り上がり、デイジーはフォースでもアダムを圧倒し、打ち負かす。ファルコンに乗ったチューイが現れ、全員が脱出した直後、惑星は機能を停止し、そしてもちろん爆発する。なぜならスター・ウォーズだから。

屋外。反乱軍 レジスタンス基地 — ヤヴィン4 ディカー

キャリー・フィッシャー
ハリソンに先を越されたのは寂しいけど、幸いR2-D2が目を覚まして、BB-8と一緒に次の映画をどう進めるかの地図を見せてくれたの!

デイジー・リドリー
じゃあファルコンに乗ってルークを連れてくるよ。ファルコンは私が貰っていいよね?メインパイロットになりたいと思ってたのは私だけでしょ?

チューバッカ
(心の中が少し死ぬ)

キャリー・フィッシャー
行っておいで、私はここで待ってるから。オープニングの宇宙に文字が飛んでいくアレは私が「必死にルークを探している」とか言ってた気もするけど。

デイジーは地図に従ってアイルランドに行き…マーク・ハミルを見つける!

マーク・ハミル
おや懐かしい、ファルコンじゃないか!ハリソンもいるのか?いよいよ制作発表以来ファンが待望していた、感動の再会シーンか?

デイジー・リドリー
えーと、その…ほら、これ見て元気出して!愛用のライトセーバーよ!

マーク・ハミル
ほほう、これは驚いた。父はこれを使って子供の百人も殺したものじゃ。

デイジー・リドリー
ちょっと、今なんて言った?


END